アートは勉強に役立つの?
- MASAYO HIRAGORI
- 4月1日
- 読了時間: 1分
全日本子ども美術絵画展の表彰式で、6年生の作品紹介とともに話した内容です。
いわゆる勉強(テストなど)は決められたひとつの答えを求めますよね。
課題に対して、知識や常識を使って論理的に筋立てて考え、「正解」を導く
とても大切なプロセスです。
スマホで簡単に情報が得られるいまは、日常でも「考えること」をずいぶん助けてもらっています。
もしかすると今後、仕事などではAIがこなしていく部分も多くなるかもしれません。
一方、アートに答えはありません。
常識にとらわれず、自分の視点が起点となった自由な発想で
人と同じではない答え、「0」から「1」を生み出す力が求められます。
これからのお子さんたちに大切なのは、「自分がどう考えるか」です。
自分と向き合い、心の声を形にして伝える。
そのために想像力、集中力、学校で習う知識も総動員して制作に取り組んでいます。
これも大切な「生きていく力」ではないでしょうか。
すべての子どもの作品たちは、自分自身で作り出したもの。
そのプロセスに大きな価値があります。
その努力をしっかり認めて、また次のステップにつなげてもらう
お手伝いができたらと思っています。
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